モラハラ職場｜女性上司からのモラハラ対処法

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職場の女性上司からのモラハラについて

職場のような上下関係がはっきりしている環境は、さまざまなハラスメントが起きやすいと言えます。少し前にも日本スケート連盟の女性会長が現役選手にキスを強要したことが大きく報道されました。このケースはセクハラに該当しますが、職場で女性上司からモラハラを受けるケースは意外と多いといいます。

男性上司の場合は暴力的なパワハラに走るケースが多いのに比べ、女性上司は精神的攻撃のモラハラを起こす傾向があります。

職場でのモラハラ事例として、次から次へと仕事をふられて、仕事が遅れようものなら、「いつになったらできるの？」「こんな事もできないの？」と指摘してくるケースなどがよくあります。また、質問をすると「そんな事もいちいち説明しないとわからないの？？」と言ってきたり、わざと難しい言葉や抽象的な表現を使ってくることも多いです。

更にエスカレートしてくると、「この単純な仕事ならあなたでもできるでしょ？」や
「あなたに言ってもわからないだろうから～～」など、わざと周囲に聞こえるようにキツイ言い方で罵ってきます。
このように、被疑者に対して「あなたは能力が低いのよ」と言わんばかりのモラハラをしてくるので、被害者も自分が悪いと思い込んでしまい萎縮してしまうのです。これはモラハラ上司が相手をコントロールするために使う常套手段です。

ターゲットが従順だとわかるとモラハラはいっそう厳しくなります。
挨拶しても無視されたり、仕事に必要な情報を自分にだけ与えられなかったりなどです。
さらには、仕事のミスを押し付けられたり、逆に手柄を横取りされたりなども平気でやってきます。

被害者が優秀な場合は、嫌がらせはとくにひどくなる傾向があります。大事な書類を隠されたり、プライベートに関する嘘の悪い噂を流されたりなどです。
この他、身体的な特徴や出身地などをバカにされたりなど、仕事と関係ない部分まで批判してきます。

モラハラ上司はターゲットを見つけて、自分の操り人形にすることが目的です。
ただし、無意識にモラハラを行なっている場合も多いのが実情です。

女性上司からのモラハラ対処法

モラハラ攻撃が軽い場合は、自分の行動を変えることでモラハラのターゲットから外れる場合があります。
基本的な対策として、上司がイライラしているときには近づかないことが重要です。
女性は男性に比べてストレスに弱く、感情的になりやすい傾向があります。ちょっとした事で八つ当たりの対象にされないように注意しましょう。
機嫌が悪そうなときは、上司の人柄などを褒めてあげると効果的です。ただし、必要以上に顔色を伺ったり、へりくだらないようにしましょう。

また、仕事のノルマが多いと感じる場合は、女性上司を信頼関係を築くことで改善される可能性があります。ノルマを達成できないことを女性上司にこまめに相談することで、問題点が共有できるので、明らかに無理な仕事が振られなくなります。

モラハラ上司とうまく共存していくなら、モラハラのターゲットにならないことが重要です。そのためには「Yes」「No」をはっきり言うことです。自分が嫌な事やできない事には「嫌です」「やめてください」「できません」とはっきりと意思表示しましょう。めんどくさいからとりあえず謝っておこうという考えはいけません。八つ当たりの対象にされるだけです。

また、一定の距離をとっても上司ですから嫌な事を言われる場面もあると思います。そんなときは「この人は可哀想な人なんだ」と、心の中で思うことで心に余裕が持てます。
ただし、その際にもモラハラの証拠などは抜け目なく集めておくようにしましょう。今後、モラハラがエスカレートしてきた時に使えます。

すでにモラハラがエスカレートしている場合は、その上司のさらに上の人間に相談するといいでしょう。その際に自分以外にもモラハラの被害者がいれば、事前に相談して一緒に話しに行くとより効果的です。上の人間から注意を受けたモラハラ上司は、しばらくは大人しくなるでしょう。

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