モラハラとは 特徴 対策

モラハラとは?

モラハラとは精神的な暴力や嫌がらせのことを言います。

 

正式にはモラルハラスメントと言って、
「人として守るべき基準」という意味を持つモラルと、
「困らせる・嫌がらせ」という意味のハラスメントがくっついた言葉です。

 

モラハラは、殴ったり蹴ったりなど直接的な暴力ではなく、
言葉や行動によって静かに陰湿に精神的な攻撃をしかけてきます。
具体的な加害行為としては、無視や暴言、見下した態度、束縛、奴隷のような扱いなどです。

 

家庭内や恋人同士のほかに学校や職場でもモラハラは起こります。
モラハラは通常1人の加害者が1人の被害者に向けて行ないますが、
職場などでは複数からモラハラのターゲットのされてしまうケースもあります。
(関連ページ : モラハラの具体例

 

モラハラの特徴

モラハラ加害者はターゲットに精神的苦痛を与えることで、
不安をあおり萎縮させようとします。

 

その目的はさまざまで、
ターゲットを自分の思い通りに利用するためであったり、
自分の脅威となる相手を排除するためであったり、
あるいは単なるストレス解消のためであったりします。
(関連ページ : 加害者の目的とは?

 

また、加害者のタイプもさまざまで、最も多いのが自己愛が強いタイプです。
自分を特別な存在だと思っていて、自尊心が強く利己的です。
自分の利益のために他人を利用したり、優越感を得るために人を馬鹿にしたりします。
(関連ページ : 加害者のタイプ

 

その一方で、モラハラのターゲットにされやすい人にも特徴があります。
責任感が強い人や世話好きの人、ガマン強い人、気の弱い人、劣等感が強い人などです。
モラハラ加害者は上記のようなタイプの人を独自の嗅覚で見つけ出し、
ターゲットに仕立て上げるのです。
(関連ページ : 被害者の特徴

モラハラの対策・対処法

モラルハラスメントの被害を受けないためには、
加害者からターゲットにされないことが重要です。

 

その為にはまずモラハラ加害者の特徴を知り、
危険人物を見極めることです。

 

その上で、その人物と距離を置きます。
毎日顔を合わすような関係なら、都合よく利用されないように注意してください。
その際に恨みを買わないように気をつけましょう。

 

すでにモラハラを受けている場合に有効な対処法は、
加害者への対応を変えることです。
「嫌なことは嫌だ」とはっきり断ることが大事です。
それでも収まらない場合は、加害者から逃げるしかありません。
恋人なら別れる、夫婦なら離婚、職場なら退職などです。
(関連ページ : モラハラ対策法